パワーアンプの紹介

サンディエゴオーディオが製造・販売するパワーアンプは全て純電流駆動式パワーアンプで、特許を取得しています。このアンプの特徴は、電圧信号は使わずに電流信号のみを利用していることで、コンダクタンス・パワーアンプと呼ぶこともできます。真空管は電圧増幅素子で、三極管、ビーム四極管、及び五極管など二極管を除き全て電圧増幅度(μ)に依存して信号の電圧増幅、及び電力増幅を行っています。電圧と電流の両方を利用しているために位相歪が発生します。 しながら、電力は電流を流しただけで伝送が可能です。そして、電流だけを利用することで、歪の低減、低出力インピーダンス化、広帯域透過性などの多くの性能向上がもたらされます。これからのトレンドは純電流駆動式パワーアンプです。

(詳細な情報は技術解説のページを参照ください)、


シングル・パワーアンプ (2機種用意)

1.Model SDA-7311 SCS Super-UL Power Amplifier

Model SDA-7311は一段の電圧増幅回路(SRPP)でパワー管EL34Lをドライブする純電流駆動式シングルクロスシャント・Super-ULパワーアンプです。出力管はEL34Lを採用しています、この球は五極管ですが直線性が良く素直な音が出ることは良く知られています。高いDFとパワー管をUL効果で低内部抵抗化し高効率のパードライブすることで高いDFを得ています。透明感の強い中高音、引き締まった低音、そしてこのアンプはボリュームを絞っても音痩せしませんので、深夜にブランディーをくゆらしながら聴く音楽は至極の時間を楽しく事が出来ます。


2.Model SDA-7321 SCS Super-UL Power Amplifier

Model SDA-7321は二段の電圧増幅回路(SRPP)を持ち急峻な立ち上がりでパワー管KT77を十二分にをドライブする純電流駆動式シングルクロスシャント・Super- ULパワーアンプです。出力管はKT77を採用しています、この球はEL34から進化させたビーム四極管でオーディオパワー管の歴史の中で最後に造られた球です。電圧増幅率がEL34Lよりやや大きいく、より一層歪の少ない音を再生してくれます。このアンプも同様に、高いDFが得られ、UL効果による低内部抵抗化で高域の周波数透過特性が改善され100KHz以上まで伸びています。更に、UL動作をする出力管はてち上りが良くアタック音など原音に近い聴感を与えてくれます。再生音はビーム管独特の音を響かせてくれ、エネルギーが中低音部に集中するので、Jazzをはじめとしてオーケストラ等はコンサートホールに響く残響音などを良く再生してくれます。ぜひ手元に置いておきたいアンプの一つです。

プッシュプル・パワーアンプ

1.Model SDA-7340 DCS-PP Power Amplifier

Model SDA-7340は純電流駆動式の電力増幅回路をプッシュプル方式にしたアンプで、OPTにはSDAの高度な巻き線技術でワッドファイラー巻きを施しています。4本の一次インダクタンスは有機的に働き巨大なミュチュアルインダクタンスを仮想空間に生成します。この作用で、可聴周波数以下までの低音再生を可能にし、かつ巻き線間に生成する浮遊容量で超高域までの高域透過性を持たせています。

入力部は定評のあるQuad II型のEL84を2本使った共通カソード、共通スクリーン・グリッド型位相反転回路で、Quad IIの特徴を生かしながら性能向上のマイナーチェンジでIMprovedしました。終段はDCS-PP回路で構成して、で素晴らしい特性のアンプを実現しました。パワー管はプレート電流を沢山流せるKT88を採用し、スクリーングリッド電圧を250V以下で利用しました。(下のの画像はイメージです)


2 Model SDA-7350 DCS-PP Power Amplifier

Model SDA-7350は7340と初段入力部は同じQuad II Improved回路です。二段目にはカソードフォロワーを採用して低インピーダンス出力でパワー管KT88を強力にドライブしています。KT88は歪が多い球として知られていますが、大出力が取り出せるので依然として人気がある球です。6L6系列の球はG2電圧を250V以下で使用することで歪を大幅に下げることが可能で、KT88も同様に250Vいかで使用する設計にしました。KT88はEL34Lと比べてプレート電流が多く流せることで一層高いDFを得られるので、力強い中低域と、OPTの巻き線技術に支えられて高域特性も良く伸びています。 

                   (画像はイメージです)